うつ、薬なしで治りました 本文へジャンプ
ウツな人への接し方

友人

考え方
「がんばって」「元気出して」「気の持ちようだよ」
などと、友人という適度な距離感からついつい励ましてしまいがちです。
まずは、うつ病という病は、頑張ることができなくなってしまう
病気だと理解してください。
(言葉では理解できても、受け入れることはできないかもしれませんが・・・)

約束を守れない、引き篭もる、辛そうにしている・・・・
これらは、うつ病の原因ではなく、病気の症状=結果です。
無理に家から引っ張り出したり、笑わせたり気分転換をさせたりすることは、
うつ病になってしまった人には無意味です。

接し方
基本的に、普段どおりに接することが一番です。

常に連絡が取れるようにしてください。
ウツで落ち込んでいるときは誰とも連絡を取れなくなっていますが、
ある程度安定してくると、友人に連絡を取りたくなります。

友人が元気づけようとして連絡をとっても、
場合によっては逆効果になってしまいます。
心配していること、回復するのをじっくり見守っていることを伝えてください。
必ず良くなるよ、と、希望を与えてあげてください。
そして、本人の負担にならないように支えられる体勢を作ってあげてください。
原因を追求したり、何かしようと思う必要はありません。
話を聞いたり、一緒にいてくれるだけで安心します。

ハナオカの場合
大学では心理学を学んでいたこともあって、
周りにうつ病に理解のある人が多かったのが幸いでした。

僕は、うつ病の友人に対しては普通に接することが一番だと思います。
友人がいてくれるのはとてもありがたいのですが、
うつ病だからといって特に何かをして欲しいと思ったことはありませんでした。

ただ、たまに原因を追求されてしまうことがあって、とても辛い思いをしました。
僕にとっては、死んでしまいたいほど辛いのに、
その原因を探ることはなんの意味もないのです。
ガンの患者さんに「なぜ癌になったの?」と聞くようなもので、
本人の治療には何のメリットもありません。
逆に、辛かった職場の人間関係を思い出してしまい、
心が締め付けられてうずくまりたくなってしまうのです。

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