うつ、薬なしで治りました 本文へジャンプ
ウツな人への接し方

家族・親戚

考え方
ウツで苦しんでいる本人と血の繋がりがあり、将来にわたって関わり続けていく
家族や親戚は、親身になりすぎてしまわないように、注意が必要です。
苦しんでいる本人を見て焦ってしまい、無理にでも復帰させようと
してしまうことで、かえって悪影響を与えてしまいます。

常に距離感を保ちつつ見守っていてあげてください。
とくに、家の中でゴロゴロしているのを見てしまうと
こちらまでイライラしてしまいますが、うつ病の患者さんに
怒ったところで、状況は改善しません。
安心感を与えるために、「常に見守ってる、気にかけている」と伝えてください。
血がつながっている家族とはいえ、
患者さんのためにできることはあまりありません。

接し方
常にうつ病患者さんの近くにいる「家族」にしかできないことが、2つあります。
@ 生活のリズムを整えること
うつ病になると常にゴロゴロしてしまっていますが、
食事の時間や睡眠時間がバラバラになってしまうと、
診察が難しくなってしまうばかりか、社会復帰も遅れてしまいます。
日中動けずに寝ているのはうつ病の症状なのですが、
起きる時間・寝る時間は一定に保てるようにサポートしましょう。

A 自殺
文字にするのも嫌な言葉ですが、自殺をさせないように
常に気にかけていてください。
うつ病では、波に襲われているときには自殺をする元気も出なくなります。
ある程度回復してきたときに、ふと自殺をしてしまいます。
うつ病の患者さんは、「自殺」という反道徳的なことを選択するのではなく、
死ぬしか選択肢が無くなってしまうのです。

まずは本人に自殺をしないと約束をさせてください。
どんなに病気が辛くても、長引いても、
何があっても支えていると伝えて安心させてあげてください。

ハナオカの場合
母親は大学で心理学を学んでいたカウンセラーということもあり、
非常に親身にサポートしてくれました。
感謝のしようがないほど、母親には感謝しています。

逆に、もし家族のサポートがなかったらと思うと、
かなり辛い状態に陥っていたことと思います。
もし家族のサポートが得られなかったとしても、友人や恋人、医師など
心から頼れる存在を見つけることがウツの治療には重要だと思います。

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