うつ、薬なしで治りました 本文へジャンプ
うつ病について

うつ病治療の流れ

診察の勧め・自覚
多くの場合、うつ状態の人は自分がうつであることを自覚できません。
「もっとがんばらなきゃ」と焦ったり、原因不明の体調不良に悩んだりしています。
明らかな異常に気づいた周りの人から勧められて、
初めて受診をすることが多いようです。

うつ病の増加や多く知られるようになったことで、
今では街中に多くの心療内科や神経科ができています。
気軽に入れる雰囲気のところも多くなっていますので、
気負わずにまずは受診してみましょう。
おすすめの医療機関

初診
初診からうつ病と診断されることはあまりありません。
多くの場合、うつ病の診断は難しく、曖昧だからです。
うつ病と似た精神疾患に、
自律神経失調症・適応障害・パニック障害・統合失調症・躁うつ病
など、様々なものがあり、それぞれ治療法が違います。
また、うつ病と診断されてからも、診断名はしばしば変わります。

初診では、軽い抗うつ剤や睡眠薬や、安定剤が処方されることがありますが
本格的な治療に入るのは何度か診察を受けてからです。

2回目以降
数回の診察で、治療方針が決まります。
薬物療法に頼らずに様子を見る場合もあれば、通勤しながら通院、
休職して通院、入院して集中的に治療と、方法は様々です。

自殺の可能性が高く目が離せないなどで、入院する場合もあれば、
家庭環境が原因など、環境を変えるために入院することもあります。

休職
勤務しながら治療に当たるのが難しいばあい、
休職して治療に専念することとなります。

数回の診察で、治療方針が決まります。
薬物療法に頼らずに様子を見る場合もあれば、通勤しながら通院、
休職して通院、入院して集中的に治療と、方法は様々です。

自殺の可能性が高く目が離せないなどで、入院する場合もあれば、
家庭環境が原因など、環境を変えるために入院することもあります。

軽快
多くの場合、治療を始めてから3〜4週間で症状の改善を経験します。しか し、うつ病からの回復は必ずしもスムーズではないことを認識することも大切です。つまり、うつ病の患者さんは症状が消失し始めた後でも"良い日"と"悪い 日"の両方を経験する傾向があるのです。

治療の専門家は症状が改善したかどうかを判断するために毎日日記をつけることを提案すると思います。例えば、エモリー医科大学、精神医学と行動科学科助教 授のドクターケルシーは患者の症状を見逃さないために簡単なスケールを使用しています。このスケールでは、
0−今までで一番気分が悪い、1−いつも気分が悪い 2−ときどき悲しい/自分は 不幸だと思う 3−いつも幸せだ 4−いままでで一番気分が良 い を示します。睡眠パターンやそれ以外の日常活動についてメモをざっと書きとめることも効果的です。

うつ病の患者さんの中には悲しみや疲れが激しすぎて自分の症状をモニターすることができない場合があります。(すくなくとも治療のはじめの数日間か数週 間)配偶者や家族によるこのような症状把握は特に役立つものとなるでしょう。


再発
うつ病は再発することがあります。しかしながら、薬物治療の継続は症状のぶり返し(悪化および再発)防止効果があると報告されています。治療は安定状態に ある確率を高めます。うつ病の治療には薬物治療、精神療法、およびそれらの併用療法があります。

うつ病を治す薬は抗うつ薬とよばれます。抗うつ薬には多くの種類があり、それぞれが少しずつ違った効果を現します。その人にとって一番効果が良く、服用し やすい抗うつ薬を見つけるのに時間がかかることを家族の方が理解することが重要です。辛抱強く待ち、効果的な治療法が本当の利益を与えてくれることを覚え ておいてください。



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